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小型のAIレコーダーから伸びた音声の波が、歯車とチェックで表したAIエージェントを通り、整った議事録カードへ変わっていくイラスト。文字は入れず、録音のあとの整形までが一続きでつながることを表す

PLAUD MCP × AIエージェントで議事録の整理を自動化|無料アカウントで実測

公開: 2026年7月27日

目次
  1. 1. 録音のあと、人の手作業をどこまで減らせるか
  2. 2. 何が自動になり、何が自動にならないか
  3. 3. AutoFlowで、取り込んだあとを自動にする
  4. 4. AIエージェントをつなぐ(無料アカウントで動いた)
  5. 5. 録音を安全に呼び出す
  6. 6. 81秒と81分を実測した
  7. 7. 議事録の形に整えるところまで任せる
  8. 8. AI要約でも誤変換は残る
  9. 9. 業務で回すなら、文字起こしの上限を見る
  10. 10. どこを通るのか、確認しておく
  11. 11. 向く人・向かない人
  12. まとめ

会議の議事録づくり、人がやる作業はもうほとんど要りません。PLAUDの新しい機能とAIエージェントをつなぐと、アプリで録音を取り込んだあとの整理がまるごと自動で進みます。

これまでは、アプリを開いて要約をコピーし、AIに貼り、職場の形式に整えて、また貼り直す。この往復が会議のたびに発生していました。つなげば、残るのは日本語で1回頼むことだけ。

無料アカウントのまま試しました。設定はコマンド1回、APIキーの発行もなし。81分5秒・約7万2千字の録音も、そのまま扱えています。

モジオコLab 編集部 / 筆者

音声入力や文字起こしAI、そして文字起こしを要約してくれるAIを使い倒したら、日々の業務がめっちゃ楽になった人間です。 その手応えから、実際に自腹でいろんなデバイスを使い始めています。 音声入力は Aqua Voice を日常的に愛用し、議事録要約の NotebookLM は仕事でもプライベートでも1年以上活用中。 個人情報を扱う仕事柄、セキュリティや運営元の素性は人一倍シビアにチェックします。

先に、実測でわかったことを3つ。

  1. 人の作業は「録る」「アプリで取り込む」の2つまで減らせる(→全体像
  2. 無料アカウントのまま、接続から全文取得まで動いた(→つなぐ
  3. 業務で毎日録るなら、文字起こしの上限で決まる(→上限

この記事は、PLAUD無料アカウントでの実測です。検証には架空の台本音源と、PLAUDに最初から入っている公式のデモ録音だけを使っています。

1. 録音のあと、人の手作業をどこまで減らせるか

録音そのものは、これまでもボタンひとつでした。手間が残っていたのは、そのあとです。

いまは、その後ろの工程をまとめて自動にできます。

録音のあとの作業をどこまで減らせるかを示した図。人がやるのは、録音することと、スマホのアプリを開いて録音データを取り込むことの2つだけ。取り込みが終わればAutoFlowが自動で文字起こしと要約まで進め、さらにAIエージェントが探す・整理する・保存するまでを日本語で1回頼むだけで進める。ただし文字起こしはPLAUD側が行い、AIエージェントが読むのはその結果のテキスト

2つの仕組みを組み合わせます。

  1. AutoFlow — 取り込んだ録音を、文字起こしと要約まで自動で進める(PLAUDの機能)
  2. MCP — できあがったテキストを、AIエージェントが直接読めるようにする接続口

この2つをつなぐと、人が触るのは録音ボタンと、アプリを開いて取り込む操作だけになります。その後の文字起こし、要約、整理、保存は自動で進みます。

まず、自分が会議のあとに何回コピーしているかを数えてみてください。そこが丸ごと減る部分です。

2. 何が自動になり、何が自動にならないか

ここは誤解しやすいので、先に線を引いておきます。

文字起こしと要約をするのは、PLAUD側です。AIエージェントが受け取るのは、できあがったテキスト。音声データを解析しているわけではありません。

MCPを通じてAIエージェントができる操作は4つです。

  1. 録音の一覧を見る
  2. 録音の詳細を見る
  3. AI要約を読む
  4. 全文の文字起こしを読む

すべてテキストの読み取りです。だから、PLAUD側で文字起こしが終わっていない録音は、AIエージェントからも読めません。

言い換えると、速くなるのは「録ったあと」だけです。この前提を押さえておくと、次の設定の意味がわかりやすくなります。

3. AutoFlowで、取り込んだあとを自動にする

会議が終わるたびにアプリを開いて、文字起こしのボタンを押していませんか。そこを自動にするのがAutoFlowです。

ルールを決めておくと、こう動きます。

  1. 録音を止める
  2. スマホでアプリを開き、録音データを取り込む(ここは人の操作)
  3. 取り込みが終わると、決めたルールに従って文字起こしと要約まで自動で進む

人が触るのは、アプリを開くところまでです。そこから先は待っているだけで要約ができあがります。AIエージェントが呼びに行くときには、すでに整ったテキストが用意されている状態です。

設定はPlaudのスマホアプリから行います。Plaud Webでも作成済みのAutoFlowは見られますが、作成と編集はアプリ側です。

4. AIエージェントをつなぐ(無料アカウントで動いた)

「こういう連携機能は、上位プランでないと使えないのでは」。私もそう思っていました。

結果は、無料アカウントのまま接続でき、録音の検索も要約の取得も全文の取得も動きました。認証を通した時点で、追加の支払いは求められていません。

公式も現在、すべてのアクティブなPLAUDアカウントでMCPを無料提供しています。利用する録音はクラウド同期済みである必要があるため、Plaud Cloud Syncを有効にしておきます。

公式ドキュメントでは、Claude Desktop/Claude Code/Codex Desktop/Cursor/Windsurf/VS Code/Zedが自動設定の対象です。Claude WebとChatGPT Webは画面から設定できます。

ローカルのAIエージェントなら、設定もAIエージェントに任せられます。「PLAUDの公式MCPを設定して」と日本語で頼めば、次のコマンドを実行してくれます。

npx -y @plaud-ai/mcp@latest install

流れはこうです。

  1. コマンドを実行する(対応するAIエージェントを自動で設定してくれる)
  2. ブラウザでPLAUDのログイン画面が開く
  3. 「許可」を押す
  4. AIエージェントを完全に終了して、開き直す
  5. 「PLAUDの録音を探して」と頼む

APIキーの発行も、設定ファイルの手編集もありませんでした。必要なのはNode.js 20以上と、PLAUDのアカウントだけです。

5. 録音を安全に呼び出す

いきなり全件を一覧表示させるのは避けてください。過去の録音のタイトルが、まとめて画面に出てしまいます。仕事の録音なら、社名や人名がそのまま並びます。

探すときは、キーワードで絞る依頼にします。

PLAUDから「次期マーケティング施策」という録音だけを検索して、まず要約を読んでください。ファイルIDや音声のURLは表示しないでください。

読ませるものは2種類あります。

  1. AI要約 — PLAUDが作った要約、アクション項目、主要トピック
  2. 全文 — 話した内容すべて。時刻と話者ラベル付き

ざっと把握したいなら要約、発言を正確に確かめたいなら全文、と使い分けます。まずは自分の録音を1本、キーワードで検索させるところから試してみてください。

6. 81秒と81分を実測した

短い会議と長い対談で、どのくらい時間がかかるか測りました。

PLAUD MCPで録音を取得した実測結果の図。81秒の録音は要約0.84秒で887字、全文0.66秒で2発言431字。81分5秒の録音は要約0.78秒で14747字、全文0.76秒で269発言72228字、6話者。取得時間は録音の長さでほとんど変わらなかった

取り出したもの81秒の録音81分5秒の録音
要約0.84秒・887字0.78秒・14,747字
全文0.66秒・2発言・431字0.76秒・269発言・72,228字
話者2発言のみ6話者

81分の録音でも、全文がそのまま返ってきました。取得にかかる時間は、録音の長さでほとんど変わっていません。

正確に書いておきます。今回試したのは81分5秒までで、それより長い録音は確認していません。上限そのものは分かっていない、というのが実際のところです。応答時間も今回の環境での単発の計測なので、通信状況やサーバーの混み具合で変わります。

7. 議事録の形に整えるところまで任せる

取り出すだけなら、アプリで見るのと変わりません。価値が出るのはこの先です。

PLAUDの要約は、そのままでは職場の議事録になりません。アクション項目に担当者も期限も入っていないからです。そこをAIエージェントに整えてもらいます。

依頼文はそのまま使えます。

PLAUDで「〇〇」という録音を検索し、要約と全文を確認してください。次の順で議事録にしてください。会議概要/決定事項/要確認/タスク(内容・担当・期限・状態)/未決事項。元の音声にない情報は補わず「未設定」としてください。略語・数字・固有名詞で不確かな箇所は「要確認」として残してください。最後にMarkdownで保存してください。

実際に返ってきた形がこうです。

#タスク担当期限状態
1連携の実施計画を作る未設定未設定未着手
2予算内のリソース配分案を作る未設定未設定未着手
3ローンチ日と逆算スケジュールを確定する未設定未設定未着手

大事なのは、音声で言っていないことを埋めさせない点です。担当や期限が話に出ていなければ「未設定」で残す。ここを指示しておかないと、AIがもっともらしい担当者名を作ってしまいます。

自分の職場のテンプレがあるなら、その見出しをそのまま依頼文に入れてください。次回から同じ形で出てきます。

8. AI要約でも誤変換は残る

架空の台本で試したところ、文字起こしの誤変換が残りました。

話した言葉全文での表記AI要約での表記
SaaSSARSSaaS
PoCCOPPoC
ROIROEROE

要約の段階で直るものと、直らないものがあります。SaaSとPoCは文脈から正しく戻りましたが、ROIはROEのまま最後まで残りました。金額や指標の名前は、意味が変わってしまう部分です。

確認すべきものは決まっています。数字、金額、期日、人名、社名、専門用語の略語。この6つだけ原音で確かめれば、大きな事故は防げます。

AIに「正しく直して」と頼むと、推測で書き換えてしまいます。「不確かな箇所は要確認として残して」と伝えるほうが安全です。整形は任せても、確定は自分で行う。ここは変わりません。

9. 業務で回すなら、文字起こしの上限を見る

自動化を本気で回すと、必ずここに当たります。文字起こしできる時間の上限です。

プラン文字起こしの上限向いている使い方
Starter(無料)月300分まず試す。週1本の会議くらいまで
Pro月1,200分(20時間)週に数本、定期的な会議がある
Unlimited1日最大24時間会議も商談も相談も、全部録る

会議、打ち合わせ、検討の場、営業先でのやりとり。仕事に関わる録音をすべてPLAUDに上げてしまえば、その中で文字起こしが揃い、AIエージェントから横断して扱えるようになります。この使い方をするなら、上限のないUnlimitedが現実的です

覚えておきたい点が2つあります。

  1. 未使用分の繰り越しはない(毎月リセットされる)
  2. プランを変えずに、600分・3,000分・6,000分の追加パッケージを買う方法もある

まずは無料の300分で、自分が月にどのくらい使うかを測ってみてください。そのうえでプランを選ぶほうが、無駄がありません。

10. どこを通るのか、確認しておく

接続方法は2通りあります。

  1. ローカル接続 — 手元のパソコンでMCPを動かす
  2. HTTP接続 — PLAUDのサーバー経由でつなぐ(Claude WebやChatGPT Web向け)

HTTP接続では、録音データが米国にあるPLAUDのMCPサーバーを通過します。公式は「リクエストの完了後にデータを保持せず、転送中のみ処理する」と説明しています。

まずは差し支えのない録音を1本選んで、どんなデータが返るか自分の目で確かめてください。

11. 向く人・向かない人

向いているのは、次のような使い方をしている人です。

  • 録音を、定期的に議事録にしている
  • 毎回、同じテンプレートに整え直している
  • Claude、ChatGPT、Codexなどを普段から開いている

逆に、次の場合は無理に使う必要がありません。

  • 完全にオフラインで処理したい:AIレコーダーのオフライン検証
  • たまに1本確認するだけ:アプリで開けば十分
  • 職場の規程で外部AIに議事録を渡せない

会議のたびに同じ整形をくり返しているなら、その手間がそのまま消えます。まだPLAUDを持っていない人は、この使い方まで含めて検討してみてください。

まとめ

  • AutoFlowとMCPを組み合わせると、人の作業は録音とアプリでの取り込みだけになる
  • 文字起こしと要約はPLAUD側。AIエージェントが読むのは、できあがったテキスト
  • 接続は無料アカウントのまま動いた。設定はコマンド1回でAPIキーも不要
  • つまずくのは1か所。インストール後にAIエージェントを再起動する
  • 81分・約7.2万字の録音まで全文を取り出せた(上限は未確認)
  • 業務で全部を自動処理に回すなら、文字起こしの上限で選ぶ

録音のあとに残っていたコピーと貼り付けが、日本語の依頼1回に変わります。まずは差し支えのない録音を1本、AIエージェントに探させるところから試してみてください。

他の機種と比べたい人はPLAUDとNottaの違いもどうぞ。

よくある質問

PLAUD MCPは無料アカウントでも使えますか?

今回の実機検証では、無料のPLAUDアカウントのまま接続でき、録音の検索・要約の取得・全文の取得まで動きました。公式も現在、すべてのアクティブなPLAUDアカウントでMCPを無料提供しています。利用にはPlaud Cloud Syncの有効化が必要です。ただしMCPの利用料と、PLAUD本体の文字起こし時間は別の話です。無料のStarterプランは月300分までなので、業務で毎日録るなら上位プランが必要になります。

AIエージェントが音声から文字起こしをするのですか?

いいえ。文字起こしと要約はPLAUD側が行います。MCPを通じてAIエージェントが受け取るのは、できあがったテキスト(要約と文字起こし)です。音声データを解析しているわけではありません。

AutoFlowはどこで設定しますか?

作成と編集はPlaudのスマホアプリから行います。Plaud Webでは作成済みのAutoFlowを表示できますが、閲覧専用です。なおAutoFlowで自動処理した分も文字起こしの分数を消費します。

業務で使うならどのプランが必要ですか?

無料のStarterは月300分、Proは月1,200分(20時間)、Unlimitedは1日最大24時間です。会議も商談も相談もすべて録って自動処理に回す使い方なら、Unlimitedが現実的です。未使用分の繰り越しはなく、プランを変えずに600分・3,000分・6,000分の追加パッケージを買う方法もあります。

長い録音は何分まで取得できますか?

今回は81分5秒の録音まで全文を取得できました(269発言・約7万2千字)。それより長い録音は試していないため、上限そのものは分かっていません。少なくとも1時間前後で取得できなくなる、ということはありませんでした。

録音データは外部のサーバーに送られますか?

接続方法によります。手元のパソコンで動かすローカル接続と、PLAUDのサーバーを経由するHTTP接続の2通りがあります。HTTP接続では米国にあるPLAUDのMCPサーバーをデータが通過します(公式はリクエスト完了後にデータを保持しないと説明しています)。機密性の高い録音を扱う場合は、職場の規程を先に確認してください。

Nottaでも同じようにAIエージェントから直接読めますか?

同じ形ではできません。Nottaの公式APIはエンタープライズプラン向けの提供で、個人プランからAIエージェントで直接取得する方法は用意されていません。AIエージェントと組み合わせたい個人利用では、ここがPLAUDの強みになります。