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ノートパソコンの画面録画に、マイク音声とPC音声の2つの波形が入り、文字起こしからAI要約へ整理される流れを表したイラスト

Nottaデスクトップを実機レビュー|画面・PC音声・自分の声をまとめて文字起こし

公開: 2026年7月23日

目次
  1. 1. Nottaデスクトップとは
  2. 2. 最初にマイクと画面収録を許可する
    1. ブラウザ版は招待URLからBotを参加させる
  3. 3. 画面・PC音声・自分の声を一緒に録ってみた
  4. 4. 録画画面と文字起こしを一緒に見返せる
    1. 話しながら操作すれば、手順共有の材料を一度に残せる
  5. 5. AI要約は便利だが、対応事項は要確認
  6. 6. Nottaデスクトップが向く人・向かない人
  7. まとめ

Nottaデスクトップは、PCで開いているWeb会議やアプリの音声を、マイク音声や画面と一緒に記録・文字起こしできる新しいデスクトップアプリです。

これまでのブラウザ版では、Web会議の招待URLを入力し、Notta Botを会議へ参加させる方法が中心でした。デスクトップ版のBotなし録音なら、招待URLを貼り付けず、PCで流れる音と自分の声を直接録音できます

そのため、Web会議の議事録づくりだけでなく、アプリを操作しながら説明を録画し、作業手順を共有する用途にも使えます。

今回はMacで画面・PC音声・マイク音声を実際に記録し、文字起こしとAI要約まで試しました。ブラウザ版との違い、始め方、便利だった点と注意点を実機画面で紹介します。

この記事で使うもの
  1. MacとNottaデスクトップ
  2. 画面・システム音声・マイクの収録権限
  3. 検証用の公開ニュース動画

まず、今回の実測で分かったことを先に整理します。

モジオコLab 編集部 / 筆者

音声入力や文字起こしAI、そして文字起こしを要約してくれるAIを使い倒したら、日々の業務がめっちゃ楽になった人間です。 その手応えから、実際に自腹でいろんなデバイスを使い始めています。 音声入力は Aqua Voice を日常的に愛用し、議事録要約の NotebookLM は仕事でもプライベートでも1年以上活用中。 個人情報を扱う仕事柄、セキュリティや運営元の素性は人一倍シビアにチェックします。

1. Nottaデスクトップとは

Nottaデスクトップは、WindowsやMacにインストールして使う文字起こしアプリです。Notta公式リリースでは、2026年7月8日に正式提供を開始したと案内されています。

公式が挙げる主な特徴は、次の2つです。

  1. Botを会議へ参加させず、PCの音を直接記録する「Botなし録音」
  2. 音声と文字起こしを外部へ送らず、PC内で処理する「プライバシーモード」

ただし、今回試したのは画面上部に「クラウドモード」と表示された状態です。録画終了後にデータがNottaへアップロードされ、文字起こしとAI要約が作られました。

モード処理の考え方今回の確認
クラウドモード録画後にNottaへアップロードして文字起こし・要約実機で確認済み
プライバシーモード公式案内では音声・テキストを外部へ送らずPC内で処理未検証

「Nottaデスクトップなら、すべて自動的にローカル処理」とは限りません。録音前に、画面上部のモード表示を確認しておきましょう。

2. 最初にマイクと画面収録を許可する

初回起動では、マイクと画面収録の権限を求められました。どちらも必須と表示されています。

Nottaデスクトップの初期設定画面。左側にマイクと画面収録の権限、右側にスマート会議検出、Bot不要の録音、画面と音声の収録という説明が並んでいる
初回設定ではマイクと画面収録を許可する

Macでシステム音声が入らないときは、NottaだけでなくmacOS側の権限も確認します。Notta公式ヘルプでは、「プライバシーとセキュリティ」にある画面・システム音声収録の許可を確認するよう案内しています。

録音方法は、BotなしとミーティングBotから選べます。

Nottaデスクトップの録音方法選択画面。左にBotなし、右にミーティングBotが表示され、Botなしには会議へBotを参加させず参加者全員の音声を録音すると書かれている
今回は左の「Botなし」を選択

Botなし録音では、Nottaが参加者として会議に入りません。パソコンのマイクとシステム音声を直接記録する仕組みです。

ブラウザ版は招待URLからBotを参加させる

Nottaブラウザ版の「Web会議を自動文字起こしする」画面では、Zoom、Google Meet、Microsoft Teams、Webexなどの招待URLを入力します。URLをもとにNotta Botが会議へ入室し、会議音声を録音・文字起こしする流れです。

Nottaブラウザ版のWeb会議自動文字起こし画面。発話言語とWeb会議の招待URLを入力する欄があり、Zoom、Google Meet、Microsoft Teams、Webexのアイコンが表示されている
ブラウザ版はWeb会議の招待URLを入力してNotta Botを参加させる

今回試したデスクトップ版のBotなし録音では、会議URLをNottaへ貼り付ける必要はありません。録音方法を選び、必要なら録画するアプリケーションウィンドウを指定して開始できます。

比較する点ブラウザ版のWeb会議文字起こしデスクトップ版のBotなし録音
開始方法Web会議の招待URLを入力PC上で録音方法と音声を選ぶ
会議上の見え方Notta Botが会議へ入室Nottaは参加者として入室しない
画面の記録Web会議の文字起こしが中心選んだアプリウィンドウも録画できる
向く場面URLが決まっているオンライン会議PC操作の説明、デモ、Botを出さない会議

ブラウザ版は、予定されたWeb会議をURLやカレンダーから管理したいときに分かりやすい方法です。デスクトップ版は、目の前で開いている会議やアプリをすぐ記録したいときに、開始までの手順を短くできます。なお、デスクトップ版にもミーティングBotの選択肢があるため、ここではブラウザ版のWeb会議文字起こしと、デスクトップ版のBotなし録音を比較しています。

まずは機密を含まない1分程度の音声で、マイクとシステム音声が両方入るかを試すと安全です。

3. 画面・PC音声・自分の声を一緒に録ってみた

録音開始前に、画面・マイク・システム音声を選びます。今回使った設定は次の4つです。

  1. 録音方法:Botなし
  2. 画面録画:オン
  3. 音声:マイク音声+システム音声
  4. 発話言語:日本語
Nottaデスクトップの録音設定画面。マイク音声とシステム音声を直接録音でき、画面を録画するかどうか、発話言語を日本語にするかを選べる
マイク音声とシステム音声を録り、必要なら左側の「画面を録画」を選ぶ

「画面を録画」を選ぶと、共有対象の選択画面が開きます。画面全体ではなく「アプリケーションウィンドウ」を選べるため、今回はニュースを再生するウィンドウだけを指定しました。

Nottaデスクトップから共有対象を選ぶ画面。アプリケーションウィンドウの一覧でニュース動画のウィンドウを選べ、ほかのアプリの内容はプライバシー保護のためぼかされている
録りたいアプリだけを選択。ほかのウィンドウは録画対象にしない

この選び方なら、デスクトップ全体を見せずに済みます。通知や別の作業画面が映り込む可能性を下げられるのも利点です。

録画するウィンドウを選んだら、公開して困らない画面だけが映っているかを10秒確認してから本番を始めましょう。

4. 録画画面と文字起こしを一緒に見返せる

2分9秒の録画を終えると、結果画面に録画したニュース映像と文字起こしが並びました。画面下には再生位置が表示され、映像を見ながら同じ時間帯の文字を確認できます。

Nottaの文字起こし結果画面。上部に録画したニュース動画、下部に時刻付きの文字起こしと話者3、話者4、話者5のラベル、最下部に録画の再生バーが表示されている
録画画面・再生位置・文字起こしを同じ場所で確認できる

ニュースの音声だけでなく、私がMacに向かって話した「そうなんですね」「最多なんですね」という相づちも文字になりました。今回の結果では、ニュース側と私の声が複数の話者ラベルに分かれています。

ただし、ラベルは「話者3」「話者4」のような番号です。名前を自動で特定するわけではありません。また、短い2分9秒の検証なので、どんな会議でも同じ精度で分離できるとは断定できません。

それでも、文字起こしと画面の文脈を同じ場所で見返せるのは便利でした。音だけでは分かりにくい次の用途と相性がよさそうです。

  • アプリの操作デモ
  • 画面共有を使うオンライン会議
  • プレゼンテーションや研修動画
  • スライドや数値を見ながら行う説明

話しながら操作すれば、手順共有の材料を一度に残せる

デスクトップ版の画面録画は、Web会議以外の作業共有にも使えます。アプリやブラウザのウィンドウを選び、「ここをクリックします」「この項目を入力します」と話しながら操作すれば、操作画面・説明音声・文字起こしを一度に残せます

たとえば、次の流れです。

  1. 共有したいアプリケーションウィンドウを選ぶ
  2. PCを操作しながら、手順と注意点を声で説明する
  3. 録画後、映像と文字起こしを見返す
  4. AI要約を下書きにして、番号や画像を足して手順書へ整える

録画しただけで完成した手順書になるわけではありませんが、画面収録、説明の録音、文字入力を別々に行う手間は減らせます。PC操作の引き継ぎ、社内ツールの使い方、問い合わせ対応の説明素材を作るときに役立ちそうです。

録画後は、話者ラベルより先に「PCの音と自分の声が両方入っているか」を30秒だけ再生して確認しましょう。

5. AI要約は便利だが、対応事項は要確認

文字起こしが終わると、「AI要約」タブから内容を整理できます。今回の録画には、中古車買取サービスの広告と気象ニュースが続けて入っていました。

NottaのAI要約タブ全体。中古車買取サービスの広告と気象ニュースの内容が概要、重要なポイント、対応事項に整理されている
AI要約タブでは、録画内容が見出しと箇条書きに整理された

AIは、録画内容を次の2つに分けて要約しました。

  1. 中古車買取サービスの広告
  2. 気象ニュースの断片

さらに「プロジェクトの進捗や意思決定に関する情報は含まれていない」と判定しています。内容を会議と決めつけず、広告とニュースだと見抜いた点は正確でした。

一方、「対応事項」には注意が必要です。

NottaのAI要約詳細。広告と気象ニュースを正しく整理する一方、音声では話されていない担当者による文字起こし再提出と、ファシリテーターによる次回会議共有が対応事項として生成されている
内容の整理は正確でも、音声にない対応事項が追加された

実際の音声には「担当者が正しい文字起こしを再提出する」「ファシリテーターが次回の会議予定を共有する」という発言はありません。この2件は、会議向けのまとめ方からAIが補った内容です。

今回の結果から、使い方ははっきりしました。AI要約は下書きとして使い、対応事項は必ず元の文字起こしと照合する。要約をそのまま議事録として共有せず、次の3点だけ人が確認します。

  1. 決定事項は実際に話されたか
  2. 担当者と期限は音声にあったか
  3. AIが推測した対応事項が混ざっていないか

会社の議事録テンプレートへ整える手順と、人が見るべき場所はAIを使った議事録の作り方で詳しく整理しています。

共有ボタンを押す前に、「対応事項」だけ元の文字起こしと照合する。この1分を最後の工程にしてください。

6. Nottaデスクトップが向く人・向かない人

Nottaデスクトップが向くのは、次のような人です。

  • Web会議にBotを参加させず録音したい
  • 画面共有の内容も一緒に残したい
  • 相手の声と自分の声を同じ記録にまとめたい
  • 録画後に文字起こしとAI要約まで進めたい

特に、画面を見ないと意味が伝わりにくいデモやプレゼンでは、音声だけの記録より確認しやすくなります。

一方、次の条件では別の方法も検討したほうがよいです。

  • 音声だけ残れば十分:画面録画をオフにして録音だけ使う
  • Nottaの中へ情報を集めたくない:プライバシーモードの契約条件と動作を先に確認する
  • AI要約を無確認で配布したい:今回の実測では音声にない対応事項が生成されたため不向き
  • すでにNotionへ情報を集約している:Notion AIの議事録レビューも比較する

Notta公式はデスクトップアプリの対象プランとプライバシーモードの条件を案内しています。申し込む前に、現在の料金と自分のアカウントで使える機能を確認してください。

Notta公式サイトで対応プランを確認する

画面録画、Botなし録音、デスクトップアプリの利用条件を確認

料金を比較してから始めたい人は、Nottaを安く始める方法も先に確認しておくと判断しやすくなります。

まとめ

  • 選んだアプリ画面、PCのシステム音声、自分のマイク音声を一度に記録できた
  • 公開ニュースと私の相づちが複数の話者ラベルに分かれた
  • 録画画面・再生位置・文字起こしを同じ結果画面で見返せた
  • AI要約は広告とニュースを正しく整理した
  • 一方、音声にない担当者・ファシリテーターの対応事項も生成した
  • 今回の実測はクラウドモード。プライバシーモードは未検証

Nottaデスクトップは、画面の内容まで残したい会議やデモに向く道具でした。まず公開して困らない1分の画面で試し、システム音声とマイク音声が両方入るかを確認してください。AI要約まで作ったら、最後に対応事項だけ元の文字起こしと照合すれば、便利さを保ったまま誤りを減らせます。

よくある質問

Nottaデスクトップは無料で使えますか?

2026年7月8日の公式リリースでは、Nottaデスクトップの対象はプレミアム、ビジネス、エンタープライズプランと案内されています。一方、画面収録機能はNotta Web版の全プランで利用でき、無料プランには時間・閲覧範囲の制限があります。デスクトップアプリを使う場合は、契約前に自分のアカウントで利用可否を確認してください。

ZoomやTeamsにNotta Botを参加させず録音できますか?

できます。NottaデスクトップのBotなし録音は、パソコンのマイク音声とシステム音声を直接記録します。Botは参加者一覧に表示されませんが、録音について必要な同意や所属先の規程は別途確認してください。

Nottaのブラウザ版とデスクトップ版は何が違いますか?

ブラウザ版のWeb会議自動文字起こしは、ZoomやGoogle Meetなどの招待URLを入力し、Notta Botを会議へ参加させて録音します。デスクトップ版のBotなし録音は、PCのシステム音声とマイク音声を直接記録し、必要なら選んだアプリケーションウィンドウも録画できます。

画面録画と自分の声を一緒に文字起こしできますか?

できます。今回のMac実測では、選択したアプリケーションウィンドウ、PCで再生したニュース音声、自分のマイク音声を同時に記録できました。録画後は画面と文字起こしを同じ結果画面で見返せます。

NottaのAI要約はそのまま議事録として使えますか?

下書きとしては便利ですが、そのまま提出するのはおすすめしません。今回の実測では、広告とニュースの内容を正しく整理した一方、音声にない担当者やファシリテーターの対応事項も生成しました。決定事項と対応事項は必ず元の文字起こしと照合してください。

プライバシーモードなら音声は外部へ送られませんか?

Notta公式は、プライバシーモードでは音声と文字起こしをクラウドへ送らず、PC内で処理すると案内しています。ただし利用条件があり、今回の記事で実測したのはクラウドモードです。プライバシーモードの動作はこの記事では検証していません。