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Aqua Voice(アクアボイス)を実際に使ったレビュー|日本語の精度・料金・他ツール比較

公開: 2026年6月17日

目次
  1. 結論:Aqua Voiceはこんな人に向いている
  2. どんな場面で使っているか(実際の使い方)
  3. Aqua Voiceとは?(提供元・対応環境)
  4. 料金は?無料でどこまで使える?
  5. 解約はかんたん?手順を実画面で見せます
  6. 日本語の精度を検証した(誤変換ログ)
    1. 「Deep Context」で画面の文脈から精度を上げる
    2. 「えーと」を消して整えてくれるのが一番の魅力
    3. 速度:タイピングが速くない人ほど効く
  7. iPhone(iOS版)で使ってみた|標準音声入力との違い
  8. 困ったこと・惜しい点(正直に)
  9. データは安全?(どこの国・セキュリティ)
  10. 他ツールとの比較(どれを選ぶ?)
  11. “あとで文字起こし”したい人は録音デバイスがおすすめ

「キーボードを打つより、しゃべった方が速いのでは?」——そう思って、音声入力アプリ Aqua Voice(アクアボイス)を実際に使い込んでいます。先に結論。日本語のリアルタイム音声入力として、かなり優秀です。

思考を止めずに話すだけで、句読点や言い回しまで整えてくれます。一方で「録音した会議をあとから文字起こし」する用途は守備範囲外。そこはNottaや録音AIデバイス(PLAUDなど)の方が向いています。

“その場で書く”ならAqua Voice、“あとで起こす”ならデバイス、という住み分けです。

この記事で使うもの
  1. Aqua Voice Mac版
  2. Aqua Voice iPhone(iOS)版

実際の使用データと誤変換の実例を添えて、順にレビューしていきます。

モジオコLab 編集部 / 筆者

音声入力や文字起こしAI、そして文字起こしを要約してくれるAIを使い倒したら、日々の業務がめっちゃ楽になった人間です。 その手応えから、実際に自腹でいろんなデバイスを使い始めています。 音声入力は Aqua Voice を日常的に愛用し、議事録要約の NotebookLM は仕事でもプライベートでも1年以上活用中。 個人情報を扱う仕事柄、セキュリティや運営元の素性は人一倍シビアにチェックします。

結論:Aqua Voiceはこんな人に向いている

こんな人向き
文章作成・メール・チャットを話して入力したい◎ Aqua Voice
とにかく入力スピードを上げたい◎ Aqua Voice
録音した会議や取材をあとから文字起こししたい△ → Nottaや録音AIデバイス
完全無料でしか使わない△ → Mac/Windows標準の音声入力

どんな場面で使っているか(実際の使い方)

私はMacとiPhoneの両方で、文章を入力する場面のほぼすべてにAqua Voiceを使っています。

  • ブログの下書き
  • メールの返信
  • ChatGPTなどAIへの指示(プロンプト)入力 ← いちばん多い

特にAIとのやり取りでは、もはや必須です。長い指示をキーボードで打ち込むより、思っていることをそのまま話した方が圧倒的に速い。考えも途切れません。

「打って指示する」から「話して指示する」に完全に切り替わりました。

Aqua Voiceとは?(提供元・対応環境)

  • 提供:Aqua Voice, Inc.(米国・Y Combinator 2024年冬バッチ出身のスタートアップ)
  • 対応OS:Mac / Windows / iOS
  • 特徴:独自の音声モデルで起動が速く(ほぼ待たない)、フィラー(「えーと」等)の除去や文法整形まで自動。49言語対応で日本語も実用レベル

「米国発のアプリ=日本語が弱い」と身構えていましたが、Aqua Voiceの日本語はかなり自然でした。ここは実際に使って一番驚いた点です。

料金は?無料でどこまで使える?

  • Starter(無料):月あたり約1,000語まで。まず無料で精度を試せる
  • Pro:月額 $10:実用ならここから。私の実際の請求では約1,657円でした(為替 1ドル¥165.67 時点・円換算は為替で変動)
  • Team:月額 約$12〜:チーム利用

ドル建てなので円換算は為替次第。「$8」などと書く記事もありますが、実際に請求された金額は$10ちょうどでした。まずは無料で日本語精度を試してからProに上げるのが、失敗しない順番です。

無料のStarterは月1,000語ほど。ただ、私のように累計87,965語も使うヘビーユーザーだと、1,000語は1〜2日で使い切る感覚です。

毎日ガッツリ使うなら最初からPro前提、たまに使う程度なら無料でしばらく試せる——という量感で考えてください。

解約はかんたん?手順を実画面で見せます

「サブスクは解約が面倒なのでは?」という不安に先に答えます。Aqua Voiceの解約はかなりスムーズでした。実際の画面で手順を追います。

STEP1:アカウント画面の「Manage」を開く

Aqua Voice アカウント画面のManageボタン

STEP2:サブスクリプションの「キャンセル」をクリック

Aqua Voice 請求画面のキャンセルボタン

STEP3:確認画面で「Stripeでキャンセル」(解約理由の選択は任意でスキップできます)

Aqua Voice 解約確認ダイアログ

日本語の精度を検証した(誤変換ログ)

結論から言うと、日本語の精度は十分高いです。普段使いではほぼそのまま使えるレベル。

ただし、固有名詞やカタカナ語、同音異義語ではやはり誤変換が出ます。実際に私がよく出くわした例がこちら。

言いたい言葉誤変換された結果
誤変換ログご返還ログ
Codexコードックス
Canvaキャンバー
議事録擬似録

傾向は明確。AI/IT系の固有名詞(Codex・Canva)や同音異義語(議事録→擬似録)で誤変換が起きやすいです。

「Deep Context」で画面の文脈から精度を上げる

設定で Deep Context をONにすると、いま画面に表示されている文脈を使って認識精度を上げてくれます。「文脈データは保存されない」と明記されているのも安心材料です(文字起こしモデルは執筆時点で「Avalon 1.5」)。

Aqua Voiceの設定画面(Deep Context / Avalon 1.5)

「えーと」を消して整えてくれるのが一番の魅力

精度そのもの以上に気に入っているのが、「あー」「えーと」などの不要な言葉(フィラー)を自動で除去して、文章を整形してくれる点です。

話し言葉なので、文法が崩れたり語尾が変になったりすることもあります。それでも、一度きれいに整えてから文字にしてくれるので、意図した形の文章になることが多い。ここが「ただ音声を拾うだけ」のツールとの決定的な差です。

速度:タイピングが速くない人ほど効く

入力スピードは、タイプ入力と比べて圧倒的に速いです。私はタッチタイピングが得意な方ではなく、スマホのフリック入力も手間に感じるタイプ。だからこそ、話すだけで入力できる恩恵が大きい。キーボードが速くない人ほど、Aqua Voiceの価値は跳ね上がります。

実際の使用データがこちら。累計87,965語を音声入力していて、WPM(1分あたりの単語数)は153。Aquaが短縮してくれた時間は累計1日15時間です。

ちなみに一番使っているアプリはClaude——やはりAIとのやり取りが中心です。

Aqua Voiceの使用統計:累計87,965語・WPM153・短縮時間1日15時間・トップアプリClaude

iPhone(iOS版)で使ってみた|標準音声入力との違い

正直に言うと、iPhone標準の音声入力もかなり優秀です。「認識精度だけ」で比べると、どちらも良い、という結論になります。

決定的に違うのは、話している途中の“言い直し”の扱いでした。

  • iPhone標準:言い間違えると、間違えた言葉がそのまま文字として入ってしまう
  • Aqua Voice:途中で言い直すと、意図した文章だけを残してくれる

たとえば一息でこう話したとします。

「今から帰ります。あ、じゃなくて、今から買い物に行ってくるので、何かあれば連絡して」

すると Aqua Voice は自己修正を汲み取って、

「今から買い物に行ってくるので、何かあれば連絡して」

と、言い直したあとの意図した文だけを出力してくれます。

手で打ち直さず、話しながらその場で直せる——これが標準の音声入力との一番の差。話しながら考えがまとまるタイプの人ほど効きます。

iPhoneでAqua Voiceを使い始めるときのキーボード設定と、標準音声入力との細かな使い分けは、iPhone版の初期設定ガイドに画面つきでまとめました。音声入力で考えを整理する使い方そのものは、話すことと書くことの使い分けで掘り下げています。

困ったこと・惜しい点(正直に)

正直、致命的な不満はほとんどありません。強いて挙げるなら、音声入力という性質上の制約です。

  • 声を出せない環境では使えない:静かなオフィスや人前など、喋りづらい場所では入力に使えない
  • マイクが拾えないと文字にならない:周囲がうるさい・マイクが遠いと認識精度が落ちる。環境やデバイスの影響を受ける

逆に言えば、「話せる環境」さえあれば不満は少ないツール。弱点がツール側ではなく“使う場所”にあるのは、完成度の高さの裏返しとも言えます。

データは安全?(どこの国・セキュリティ)

音声入力は「話した内容がそのままデータになる」ので、安全性も確認しておきます。

  • 提供は米国・サンフランシスコのAqua Voice社(Y Combinator出身のスタートアップ)
  • SOC2などのセキュリティ基準への対応をうたい、Privacy Mode(データを保持しないモード)を用意

他ツールとの比較(どれを選ぶ?)

Aqua VoiceNottaOS標準(Mac/Windows)
得意その場で話して入力録音/会議の文字起こし簡単なメモ
日本語精度高い高いそこそこ
料金無料〜月$10無料〜月1,185円〜無料
向く人執筆・入力を高速化したい議事録・取材を残したいたまに使う

“あとで文字起こし”したい人は録音デバイスがおすすめ

Aqua Voiceは「いま話して入力する」ツール。会議や打ち合わせを録音してあとからまとめたいなら、ボタンひとつで録音→AI要約までしてくれる専用デバイスが快適です。

アプリで完結させたい人は、国内シェア2位で日本語に強いNottaが無料から試せます。無料プランでどこまでいけるかは、文字起こし・要約は無料でどこまで?で詳しく検証しています。

よくある質問

Aqua Voiceは日本語に対応している?

対応しています。49言語に対応し、日本語の認識精度・句読点や漢字かなの使い分けも高評価です。

Aqua Voiceは無料で使える?

無料プラン(Starter)があり、月あたり約1,000語まで試せます。本格利用はPro(月額10ドル前後・年払い換算)からです。

Aqua Voiceで録音した会議の文字起こしはできる?

Aqua Voiceは話しながらその場で入力する“リアルタイム音声入力(ディクテーション)”が主役です。録音ファイルの文字起こしや会議の議事録なら、Nottaのような文字起こしツールや、PLAUDなどの録音AIデバイスの方が向いています。

Aqua Voiceの料金は日本円でいくら?

Proは月額10ドル。筆者の実際の請求では約1,657円でした(為替で変動)。無料のStarterプランもあります。